チベット密教圏、ネパール仏教のアンティーク品。ナーガと呼ばれる蛇の神の前に座すガルーダを写す鈴。アンティーク品。金剛界曼荼羅の中心、大日如来の北に位置するアモーガシッディ(不空成就入来)と共に描かれることもあるガルーダはヒンドゥー教の神話に出てくる聖鳥。本品はネワール族(ネパールの先住民族)が使用していた儀礼用鈴。チベットにおいてはガンターとも。ネワール族はヒンドゥ教徒と仏教徒に別れますが、本品はネワール族の仏教徒の品。アンティーク品ならではの音色が美しい逸品。19世紀。主材、銅。大きさ約174mm。直径75mm。